御由緒〜ご創建 西暦89年〜

第十二代景行天皇の時代(皇紀731年~790年 西暦71年~130年 )に、日向の国(現・宮崎県)の熊津彦(くまつひこ)がそむいたので、天皇は景行十八年四月に御軍を率いて九州に上陸され、高天山(震嶽)に行宮を営まれました。

熊津彦は土蜘蛛の津頬(つちぐものつつら)と共に兵を進めて夜中に天皇を襲いました。

天皇が行宮において諸神をお祈り遊ばされますと、彦嶽の頂上より高天山に霊感があって、高天山は大いに振動し、賊徒はたちまち敗走して天皇の大勝となりました。

 天皇は進んで日向の国に攻めて、熊津彦及び津頬を誅し給い、お帰りの途中に神恩に感謝して、彦嶽三所に神宮を造立されたのであります。

これが、彦嶽三所宮の創建であります。



彦嶽宮(ひこたけぐう)

熊本県山鹿市に御鎮座する神社、彦嶽宮。1900年以上の歴史を持つ。 御由緒やご祭神、お祭りについてご紹介します。